クリスマススモーカー
小さな考え込んだ顔でタバコをふかすお人形。19世紀の初頭には、既にクリスマスのデコレーションとして登場していました。1800年頃に書かれたおもちゃの本では、紙でつくられたスモーカーが紹介されていたそうです。1820-1830年頃には、パルプでできたスモーカーがつくられたという記録もあります。
そんなスモーカーをエルツのおもちゃ工房の木でつくりだしたそうです。老舗のスモーカー工房のお話では、タバコ自体がヨーロッパの文化ではなく中東の文化だったので、初期の頃のスモーカーは中東人がモチーフだったというお話が印象的でした。
胴体が腰部分で分かれるようになっています。下記の画像のように、下半身側の腰部分にお香を乗せ、上半身を元どおりに戻すと、モクモクとお口から煙を吐き始めます。ですので、みんな(ミニを除く)パイプを持っているのです。パイプタバコを吸っているように見せています。
